SMビジュアルノベル「幼縛」が、9/26月曜日にいよいよ発売となります。
SMの表現の仕方として、小説を基軸に写真と動画で連携を図ってみる、という試みです。
投稿手記などで、この方法論は既にありきたりになっていますが、小説を基軸にするというのは案外新しいかもしれません。
(既にありそうな気もしますが)
小説を読みながら、そのシーンを写真や動画で楽しめるようにしたものです。文字の多い「大人の絵本」といってもいいでしょう。
かつてSMセレクト・SMファンなどに掲載された3本の小説を今回は取り上げてみました。
いずれも加悦澄夫のペンネームで不肖麻来雅人が執筆した原稿を、撮影しやすいようにリライトしたものです。
・狙われた妖精ー玉木純子
自分の自慰姿を盗撮した写真がラジオとともに届きます。謎の男は、様々な恥辱の試練を女子校生友美に課します。
_謎の男の悪意に屈し慰み者にされてしまう友美に、父親への恨みを晴らすべく浣腸を施す男たち ・みずいろ淫花ー日高ゆりあ他
露出癖に目覚めた少女が、刺激を求めて様々な医院で診察を受けるうちに、悪徳医師の罠に堕ちていきます。
・みだらな復習ー花瀬かりん
偶然拾った猥褻写真が元で、女子先輩たちのリンチの果てに全裸で放置された奈美が、教師たちの訊問に屈していきます。
_先輩のリンチの果てに全裸で取り残された奈美に、悪徳教師たちの訊問が始まる「狙われた妖精」と「みだらな復習」が新規撮りおろしです。玉木純子ちゃんと花瀬かりんちゃんが熱演してくれました。
撮影の制約上、小説はかなりシンプルな展開にリライトしました。原作通りに再現しようとすると、一桁違う撮影費がかかってしまうためです。
今回はいじめられる女子校生の心理描写に力点をおいたため、縛りのシーンがさほどありません。
後手縛りとM字開脚程度です。過激な描写を求める方にはお薦めできません。
正直、当初想定した本文96Pというのが、あまりにもページ数が足りませんでした。ページ数に合わせ、文字量も減らしましたし、写真も絞りました。撮影も時間が足りず、ほぞを噛む思いでした。
一本の小説で一冊であってもよいのかもしれません。三本の小説を載せたのは、作り手の不安の現れと言ってもいいでしょう。
撮影はミスキャストが起こります。現場に来たモデルが演技力のない娘だったら台無しになります。安全を期する必要があるためです。
幸い、玉木純子ちゃんも花瀬かりんちゃんも、勘のよい娘で救われました。登場する男優陣は三和出版の編集の方々と知人のライターです。
編集発行人は「カルテ通信」編集長の二木寸志。動画の撮影と編集は、途上独京。原作とスチル、予告動画の編集が麻来雅人です。