奇麗に剃り上げられた股間。ふくよかな恥丘と深い割れ目……。当時は流行だったのでしょうが、今では懐かしさ溢れる衣装。なぜか床にはバレエのトゥシューズ。熱海旅館と百花苑に食傷気味だったのでしょう、カメラマンのスタジオに小道具を持ち込み撮影されています。
カットには排尿シーンがあります。当時水芸という、ゴムホースを死角に這わせて、あたかもオシッコをしているように撮影する技法を編み出していましたが、これは本物ではないでしょうか? 水芸なら幾度も取り直せるので、もっとカットが残っていてもいいはずですし、水芸を編み出した本人から見て、水流の迸り方がリアルに見えます。ニセ物だとしたらかなり完璧に近いです(笑)
この後に、テーブルから滴る尿を唇で受け止めるシーンがありますが、当然そちらはニセの尿です。
小さめの丸底ビーカーを膣に挿入して、ぽかりと口を開けた状態を撮影していますが、この辺りの小道具の準備がいつも編集を悩ませました。プライベートでアクセサリー屋や東急ハンズに行っても、絶えず「マン隠し」に使えるものを物色していました。隠しつつもイヤラシイ表現になる責め具を求めて、徘徊することもしばしば。
ローションに乳液を混ぜて精液や愛液に見せつつ割れ目を隠すというのも、こうやって編み出された手法です。
今ではそれもすっかり定着し、「本番生中出し」と称して膣から垂らす映像もよく見かけるようになりましたし、白濁ローションが普通に大人の玩具店で売られています。こうして隠し方や表現は日々進歩していくのです。
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