昭和59年当時のパンストは、今からしてみればかなりクオリティの低いものでした。伸縮性が乏しくすぐに伝線していました。
モデルのはくパンストも例にもれず、冒頭から小さな綻びが見て取れます。
セーラー服は永遠のアイテムですが、白いスカーフに長いスカートのせいでしょう、古さは否めません。
しかし、その野暮ったさが初心さを強調し、効を奏しています。
縄で強調された乳房はずしりと重そうで、さぞや握り心地がよかったでしょう。
前出の里見よしえ同様、陰毛が盛大に生えていますが、下半分は剃らせてもらえたようです。
パンストや男の手などでヘアを隠しながら撮影しています。

熱海旅館で、盆栽を背景に撮影された本編は鏡なども効果的に使い、背徳感を醸しだしています。
小粒ですが良い作品ではないでしょうか？

59年3月号のSM秘小説に掲載されましたが、モデル名は不明です。

※追記
モデル名が萩野今日子と判明しました。
「菊羞の級友」というタイトルで「美囚縄愛（昭和６０年４月15日発行」にも掲載されました。
「銭湯にいけたの」さん、ありがとうございます。