屋外では梅か桜の開花した木が写り、屋内ではアジサイの鉢が登場するので、春の撮影と思われます。
昭和の雰囲気バリバリです。屋外で撮影された冒頭のイメージカットは、今でしたらジョークかと思うほどです。

高円寺にあったカメラマンのスタジオに籠ると、いつも通りの撮影になります。しかしこのモデル、剃毛を激しく拒んだんでしょう。股間には盛大に陰毛が生えています。
間違いなく、剃毛を頼んだはずですが、きっと彼氏バレを避けるために抵抗したんだと思います。当時、この陰毛は最大の障害でした。なにしろ下腹部に生え、写してはいけないものですから、極力面積を小さくしてもらうか、無毛にさせてもらえないと、きわどいカットを押さえられなくなります。
この陰毛を生かそうとして、透け気味のパンティで前半は撮影しています。しかし後半の全裸のシーンになると、正面からのカットが撮れません。面積が小さければそれなりの隠し方で逃げられますが、多いとそれも無理です。
やむなく背後からのシーンが続きます。

この撮影はかなり苦労したと思われます。
多分、二度と撮影をお願いすることはなかったでしょう。