マニアの方が所有する製作所を借り受けて撮影した原稿です。周囲を壁で囲われ、この敷地の中で全裸に剥いても、人目をはばかる危険はありませんでした。

製作所が休みとなる日曜日に赴きましたが、あいにく小雨でした。しかし、この小雨が寒々しく、縛られたモデルの惨めさを強調しています。もしも晴天だったら、全然違う印象を受けたでしょう。

とても大人しいモデルでした。バイブを挿入して股間を苛むと、身体を引き攣らせましたが、大きく喘ぐと周囲に知られてしまうので、声を懸命に殺していました。
アヌスにぶら下げたネックレスは便の表現です。SM秘小説／SMマニアのカラーでは、やはり排泄は嫌われることもあるので、間接的な表現に留めています。
しかし、本人にとっては、尻の穴にネックレスを入れられることも、それが揺れることも屈辱だったはずです。さらに、誰かに目撃されてしまうかも知れない、半野外で縛り上げられ吊るされるのは、空調のきいたスタジオとは一味も二味も違ったはずです。

休憩時間と言えど、落ち着く場所はなく、撮影終了後のシャワーもありません。泥だらけになった身体を、濡れタオルで拭いて我慢してもらいました。

たった一度の舞台でしたが、ロマン溢れる撮影場所でした。
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