これら3編は、SM秘小説63年8月号のカラーグラビアで掲載された原稿です。
掲載順序はわかりませんが、間違いなく「不明05」が巻頭を飾ったでしょう。
お手元にこのSM秘小説がありましたら、タイトル名とモデル名を教えていただけたら幸いです。
「不明05」はフェロモン系ではありませんが美女です。小柄でおっとりした天然娘でした。マゾっ気はなく、淡白だったような気がします。身体は固く異物挿入はNG。ソフト系SMならOKということで、撮影したと思います。必然的に顔主体の撮影になり、腫れ物に触るように恐る恐る縛っているのが見て取れます。多分カット数も伸びなかったんでしょう。最後の2カットは同じ縛りのアングル違いです。
「不明06」は明らかに顔を捨てています。小道具類も借り出したものが少ないのか、背景はシンプルな仕上がりになっています。編集がまだ不慣れだったのでしょう。責めながら隠すと言う股間の処理も中途半端です。
「不明07」は、不明06と同じカメラマンのスタジオです。背景を飾る小道具も重複しています。小道具が足りなかったせいでしょう。苦肉の策としてカメラマンの現像機材を背景に散りばめています。スタッフ一同モチベーションが高くなかったのではないかと思われます。正直連日の撮影で、モチベーションを維持するのはけっこう苦労します。スタッフの誰かしらが手抜きをするとこのような結果になってしまいます。
背景小道具は、現場でのイマジネーションを高める上で重要な役割を果たします。面白い小道具があるとそれをヒントに責めのバリエーションが展開できます。また記号としても重要な役割を果たしてくれるものです。正直、この号の売り上げは悪かったのではないでしょうか?
※不明07はモデル名原あき子であるようです。(13.9.23記)
椅子に脚を括っているのも、想像力を高めてくれます。
また、さりげなく左に身体を捻じり、乳首が見えているのもいい。
これだけで十分過ぎるほど絵になっておりますが、
そこに、後ろからローターを持つ手が近づいている。
ローターが当たるその瞬間を十分過ぎるほど想像させてくれます。
一枚の中に込められたストーリー、
彼女は視線の先に何を見て、何を思っているのか。
もしこの状況に濡らしてしまっていたら…などと妄想しつつも、
麻来さんの文章を読む限り、それは妄想に過ぎなかったようですね。笑
しかし、静止画の良さはそこにあると思っています。
せわしない舞台裏は見えませんし、
モデルが縛られたまま笑顔になる瞬間も見なくて済みます。
個人的には、緊縛はファンタジーでいて欲しいので、
なるべく舞台裏は隠しておいて欲しいと思っています。
自分のブログでも、その事は意識しています。
但し、動画はそうもいかないので、リアルのみを追求しています。
追伸:
タイトルにあるTOP絵の右から2番目の方は、どなたですか?
とても綺麗な一枚で、惹かれています。