筋肉質な奇麗な身体をしています。多分ダンスかスポーツに夢中な女の子なんでしょう。脚の線も悪くありません。
なにより凄いのが不敵な笑みを浮かべて、開脚逆さ吊りにされていることです。ニヤリと笑う顔のカットは、その姿勢と相まって不気味な印象すらあったので敢えて外しました。縛られて笑っている光景は妙な印象を与えるものですが、逆さ吊りで笑みを浮かべるというのは、凄まじささえ感じます。
弛緩した身体で縛られているのは、案外絵にならないものです。首筋や腕さらに脚などに緊張の様が見て取れるものは、迫力が滲みだします。運動で鍛えた彼女はまさに全身でその緊張感を体現しています。さぞや体力を消耗したと思います。
面白い逸話があります。縛りの現場に初めて来て、吊りなどを散々経験し終了後「縛りなんて二度とやりません!」と捨て台詞を残して帰ったモデルがいました。ところが翌日プロダクションから連絡があって、彼女をもう一度撮って欲しいと言ってきたのです。それも彼女の希望です。縛りの撮影をしたら3kgも減量できたのでダイエットを兼ねてお願いしたいと…。
適度な縛りは全身に負荷をかけ、いわゆる加圧トレーニングと同様な効果を発揮することがあります。肌寒いスタジオで縛ると、普段は汗をかかないモデルの全身に玉の汗が浮かび、流れ落ちる事しばしば。身体がポカポカする現象が起こります。さらに様々なポーズで全身を緊張させる訳ですから、その効果はてきめん。もしかしたら加圧トレーニングを見つけた人は、縛りで発見したのかもしれません。 縛りダイエットなる流行が起せるかも(笑)
平成10年の8月に撮影され、翌年のSM秘小説9月号に掲載されました。これだけ良質な緊縛(縛ったのは自分ですが…)が誌面を飾るまで一年近くかかった上に、これだけの枚数が残っているのは不思議です。
SM秘小説webにて公開中です。