ハンモックのような吊りです。二の腕への負担が大きいのが見て取れます。
二の腕の中央には神経束が敏感な場所があり、これを回避して縛る必要があります。
試しに手刀で外側を叩いてみると分かるでしょう。
そこを圧迫し続けると腕先が痺れ、酷い時は腕が上がらなくなります。

吊り縄が異様に多いのですが、これは必要だったからではなくカメラマンの要望で行いました。
画としてそこにボリューム感がほしいと言われたからです。
しかしちょっと多過ぎた感も……。
モデルが呻きをあげている最中に行うので大わらわで施します。
「どうよ？」とドヤ顔で振り返ればカメラを構えるのでこの画が出来ましたが、
離れて眺め、ちょっと多過ぎたと思ったはずです。
で、後の祭りでした(笑)

「恥縄の迷路」のタイトルで平成18年6月号SM秘小説に掲載された原稿です。SMHI_404でご紹介した未使用原稿と同日の撮影になります。