昭和50年代のビニ本やビデオで大活躍した速水順子の登場です。当時成人だった方々にはなじみ深いモデルでしょう。
当時自販機で成人図書が販売されていました。通称ビニ本です。書店で販売されるエロ本を凌駕する過激さから、ビニ本は盛況を極めまていました。
深夜に人通りが絶えるのを見計らい、まるで盗みでも働くような気分で購入したものです。購入するチャンスを狙うためには、幾度も自販機の前を行ったり来たりしなければならず、まさに不審者のようだったと思います。
その中の一冊に速水順子が掲載されていました。当時ビニ本の制作を行っていたアリス出版からリリースされたものでしょう。剃毛された股間は最初から無毛だったのではと思うほど滑らかで、なんと割れ目は絆創膏一枚で隠されていたのです。ひどく興奮したのを覚えています。有り余るエネルギーの処理に幾度もお世話になりました(笑)
記憶が確かであれば、速水順子とはアートビデオのSMビデオの撮影現場で対面しました。ビニ本で見た通り肌理が細かく抜けるように白い裸身でした。ただ仕事慣れした振る舞いに、少々失望を覚えたのを記憶しています。それでも憧れのモデルに対面する感動は並大抵のものではありませんでした。
SM秘小説の編集部でも昭和57年に撮影を敢行していますが、僕がその撮影に同席した記憶はありません。丁度設計事務所で多忙を極めた頃のようですから、撮影には参加できなかったのだと思われます。
撮影場所は、有名な熱海旅館です。縄師は濡木痴夢男先生だと思われます。残った原稿はたった12点でした。
SM秘小説webにて公開されています。