医大の研究室風設定で、女子大生が縛られると言う設定です。昭和63年12月に撮影され、翌年3月号のSMマニアに「実験室の裸女」として掲載されました。不謹慎かもしれませんが、晩年の某歌姫を連想させるマスクです。

新米縄師の縛りだけに、正直ワンランクダウンはいたしかたありません。なぜ濡木痴夢男先生や有末剛先生が降板なされたかは、「SMの生い立ち」で後述します。

マニクラで撮影されたモデルを紹介されての撮影だったのでしょう。軽めの縛りと言う条件付けがなされているようです。個人的には、美女を捨てでもより厳しい緊縛に挑むべきがSMマニア／SM秘小説の在り方だったとは思います。しかし新米縄師であった僕がそれに応えられたかと言うと、甚だ疑問ではあります。

また時代は、SMが陽の当たるところへ這い出して来た辺りです。このような甘い縛りが大多数に歓迎されたという背景もあったでしょう。商業誌である以上、部数を伸ばすというのは大命題でした。