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ようこそ麻来雅人のブログへ! SM秘小説webと緊縛に関する想いを綴ります。

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麻来雅人

Author:麻来雅人
まらいまさと:57歳
職業縄師として約25年以上、長いんだか短いんだか…。
11年4月より、オンラインマガジンSM秘小説webの運営責任者に就任しました。こちらでは昭和の緊縛エロスと近況活動をお伝えします。

御用のある方は以下より、☆を@にしてメールしてください。
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ビニ本とSMの天使ー千葉美子
Category: SM秘小説web  
chibayosiko.jpg

当時旺盛だった自動販売機によるエロ本販売、通称ビニ本を席巻した千葉美子の登場です。名称が統一されていなかった当時、千葉美子・唐沢良美・田辺良美・市川良子・岬奈美といった名前でSMグラビア・ビデオに多数出演していたようです。本人が自称していたモデル名が千葉美子です。アートビデオの「SM性乱学園 蜜肉の罠」(83年)にも登場していたので、ご覧になった方も多いかもしれません。

ちなみにアートビデオで不肖麻来雅人が登場するのは、
 淫らな悪魔
 陰獣
 狂い泣く肉奴隷
の三本のようです。マンボウ資料館の画撮で若かりし自分を確認しました。
さらにもしかしたら「餓狼の罠」も可能性があります。なんとなく僕っぽいです。

chibayosiko2.jpg

この千葉美子の撮影は、縄師は濡木痴夢男先生。カメラは杉浦則夫氏、カメラアシストが橋本成喜氏です。編集は僕ともうひとり。上野で捨てカットを撮影し、どうやら百花苑で撮影したようです。床にゴザを敷き詰めているのは、畳が剥がされ、下板張りの床では都合が悪かったからでしょう。真夏の撮影ですが、締め切った廃屋の中はエアコンがあるわけもなく、埃っぽく熱気がこもっていました。登場する僕の額には汗が流れています。

この日の撮影で僕は彼女と初対面でしたが、他のスタッフは既に三世社で撮影を共にしていました。彼女はスタジオに入るなりカメラアシスタントの橋本成喜氏に「あのこと内緒にしておいてね、絶対言っちゃ駄目よ」と念を押していました。濡木先生や杉浦氏も笑いながら頷き、ちらちらと僕を見ていたので、当惑したのを覚えています。

編集であった僕は、その日絡み役をやりました。全裸での絡みです。本番があるわけではなく、ポーズだけです(あいにくその原稿は「SM性愛術で使用されるために外されていました)。その撮影が終わった直後、畳に寝る彼女の縄を裸のまま解こうとすると、彼女は縛られた身体を滑らすようにして僕に寄って来ました。何をしたいんだろうと思って眺めていると、彼女は屈んだ僕の脚の間に身体を進めて来ました。スタッフは「始まったぞ」と笑いながら成り行きを見守っています。

愕然として眺めていると、玉袋を口に含みさらに股の間に潜り込むとアヌスまで舐めてきました。これには驚きました。予期していなかった快感に呻きましたが、彼女はそのまま股の下を通り抜けて背後に抜けました。後手縛りの身体を器用に動かし、股の間をくぐり抜けて行った訳です。狼狽える僕の様子にスタッフは腹を抱えて笑っていました。どうやら彼女の悪戯は有名であったようです。このようなボーナスが休憩時間にあるなど誰が予想できるでしょうか? さらに濡木先生の台詞が驚きを誘いました。

「さすが人妻、テクニックが違うな!」

当時10代だった千葉美子の衝撃的な秘密が、人妻であった事です。17~18歳で結婚し、夫に隠れてフリーのモデルをしていました。しかし人妻っぽいところなど微塵もなく、サーフィンを楽しみ褐色の健康美を誇る普通の10代の女性でした。性格は奔放でまさに自由を謳歌するエネルギッシュな「ギャル」です。彼女がSMばかりを選んで仕事をしていたのは、特にSMが好きという訳ではなく、知人バレがしにくいからだったのでしょう。

挑発されてモンモンとした気分で撮影を行いましたが、当然のごとくその後何も起こりませんでした。
バンドアライトの固い照明で闇から切り出された緊縛姿は、まさに貴重な画像です。
昭和58年の夏頃に撮影された原稿で、46点が現存していました。
 


Comments

初めてコメントをお送りします。
千葉美子(華沢良実)ファンのハローです。「SM探偵団」で、西村様のご厚意で、私の知る限りの彼女のデータ等をアップしていただいております。今でも大ファンです(笑)
撮影で絡んでいたのは、麻来さんだったのですね。羨ましい限りです。このアップされている撮影の後の「八月の濡れた砂」とういうグラビアで、麻来さんが絡んで、海岸・海中で撮影されていたと思います。是非、この写真も発掘されることを期待いたします。彼女のグラビアは比較的厳しい縛りとシチュエーションが多かったように思います。掲載される度に、興奮と感激を覚えていました。彼女のワンメイクでの写真集の出版を期待していました(笑)。バックナンバーDVDの発売が楽しみです。彼女をはじめ、あの頃のモデルさんは、今、どんな熟女になっているのでしょうか・・?
ハローさん、コメントありがとうございます。

仰る通り、三崎の海岸にある洞窟近辺で撮影を行いました。
大きな石がゴロゴロする海岸で、あまり人目につかない撮影に最適な場所でした。
何度かそこではSMの撮影を行っています。

千葉美子は、サーフィンを行っていただけに、泳ぎは上手でした。
カメラマンは、自前のスキューバ装備一式を持って撮影に挑んだんですが、
水の透明度が想い描いていた通りではなかったので、あまり役には立ちませんでした。

千葉美子は、まさに水を得た魚でした。終始全裸のままでいて、休憩時間になると、裸のまま海に飛び込み、普段では味わえない開放感を満喫していました。
一同飛び込んで追いかけたりしましたが、手の中をするりと抜けて、クスクス笑いながら、時折白いお尻を水面に浮かべると、じたばと泳ぐ我々の下をくぐり抜けていました。その姿はまさに人魚で、カメラでは決して捉えられない、美しさがありました。今でも眼に焼きついていますし、あれほど官能的な水泳を経験できたのは、まさに千葉美子だったからです。

その時の原稿がはやく見つかるといいですね。ただ、原稿類が散逸しているので、運良く残っていることを願うばかりです。
麻来様 さっそくのコメントありがとうございます。
 そんな楽しい撮影だったのですね。羨ましい限りです。アップル通信のコメントで「俺の女にしようと思った」とありましたが、この状況なら私もそう思います(笑)。
 千葉美子のその他の原稿も含めて、たくさん見つかることを願うばかりです。
 
 それぞれのモデルさんに、そう願う人は多いと思います。
 
 千葉美子は、まさに「ビニ本とSMの天使」だったのですねぇ。
 
ハローさん、コメントありがとうございます。

安い給料で、徹夜が多いのに残業代のつかないエロ本編集者にとって、唯一の役得ではありました。千葉美子が人妻でなかったら、編集者全員が猛アタックしたことでしょう。

仰る通り、思い出深いモデルが読者の方々それぞれにいらっしゃるはずです。
千葉美子・寺山久美・速水純子・梁川りお辺りがその筆頭でしょう。

中でも、千葉美子は、編集者に大人気なモデルではありました。熟女となった今、どうしているんでしょうかね~。
麻来雅人さん

はじめて書き込みさせていただきます。

少し前に、私のブログに書き込みをいただいておりながら、気づくのが遅れ、また、書き込みの内容をきちんと理解できずに、ご返事を差し上げないままになっていたことを、お詫び申しあげます。
実は、以前から当該ビデオやグラビアの男優さんの名前を調査しておりましたが、解明できずにおりました。
麻来さんであることが判明して、長年の疑問がひとつ解決できましたことを、心よりお礼申し上げます。

また、このブログでは、いままであまり出てこなかった、モデルのプロフィールや撮影時のエピソードなどが随所にかかれており、大変楽しく読まさせていただいております。
今後とも、いろいろと当時のエピソードなど、さしさわりのない範囲で、記載していただけると幸いです。
また、書き込ませていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。

ハローさん

大変ご無沙汰しております。
探偵団の華沢良美(千葉美子)さんのデータを、資料館で使わせていただいております。
本来、事前におことわりすべきことですが、連絡方法がわからなかったということで、事後報告ですがご容赦ください。
(こちらをお借りして、大変失礼と存じますがご容赦ください)
マンボウさん、コメントありがとうございます。

いきなり、「アートビデオ初期作品に出ているのは僕です」と書けば、誰でも疑いの目で見るのは当然です。ご挨拶もせず書いた僕の方に非があります。

マンボウさんの資料集は、非常に役立たせていただいております。特にSM秘小説/マニアのモデルリストは非常に助かっております(笑)こちらこそ、お礼を申し上げなくてはなりません。またアートビデオの記述には、いくつか誤りを見つけました。それはマンボウさんの資料館のほうで指摘させていただきます。微力ながらお手伝いできれば、幸いです。これからもよろしくお願い申し上げます。

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