SMHI_0022で紹介させていただきました「吉川響子」が、実は「森永みるく」と判明しました。今ではモデル名を変更するということはあまり例がありませんが、当時はモデル名をレイアウト担当編集者が勝手に変更してしまう時代でした。本名で活動するモデルもいたため、安全策として行われた慣習です。当然いろいろな弊害が起こりました。ある雑誌でお気に入りなったモデルを他の雑誌で探そうとしても、モデル名が違うので判別がつきにくいといったところです。
当時三和出版で発刊されていたアップル通信が、モデル名の固定化を提唱し、業界全体がこの流れに落ち着きました。
しかし今でもモデル名の変更はあります。これはモデル自身が名前を変更したケースです。業界を一周し仕事が減ったモデルが名前を変更する事で新規モデルとして仕事を開拓する場合。また何らかの理由でプロダクションの移籍を行った場合、プロダクションの要求に従い以前のモデル名が使えなくなった場合です。
森永みるくは、その美形と身体の柔らかさから、二度目の登用が行われました。終盤では生ゴムシートに包みゴムフェチを意識したコンテンツになっています。
ゴムフェチというと素材の質感に魅了されたマニアがM女性にゴムの責め具を着裝するシチュエーションを想起しがちですが、生ゴムの好きなM女性(M男性)もいます。
一度そんなモデルに遭遇したことがあります。ベルト状の生ゴムで口枷を施すと、それまでの理性的な反応が消え、まるで獣になったように生ゴムを咀嚼しはじめました。涎を垂らしながら呻きを上げ、麻縄に縛られた身体を悶えさせながらただただ生ゴムの口枷を噛みしめる姿は、息をのむ異様さがありました。ゴムの口枷がトランス状態に導いたのです。平素の状態に戻った本人は顔を赤らめ、「生ゴムには弱いんです」と俯いて本性を告白していました。俄には信じ難い変容ぶりに驚きは禁じ得ませんでした。皮の拘束具が好きといった次元とは異なるフェチズムです。
この森永みるくがゴムフェチという訳ではありませんのであしからず(笑)
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