派手な顔ではありませんが、縛りのモデルの中では、比較的美人の範疇に入る少女然としたモデルです。
白い肌にムッチリとした尻は、少女っぽさと相まってイヤラシさを滲ませています。
本編では、床に立てたバイブに自ら腰を沈めるシーンもあり、アヌスに挿入した真珠のネックレスと共に、非常に猥褻な雰囲気に仕上がっている原稿です。
これだけの美女ですから、本来なら再使用をくり返され、残存ポジが極端に少なくても不思議ありませんが、72点も残っていたのが不思議です。
ただ惜しむらくは、表情のつけ方に難があることです。開脚され股間にクスコを突き立てられているのに平然としていたりと、感情を殺した撮影の在り方がその魅力を少々削ぎ落としてしまっています。これはモデルが悪いわけではありません。撮影する側が悪いからです。
クスコで膣を開かれた姿ならば、当然現実を受け入れ難く顔を背け、眉根に皺を寄せて堪える風情を与えるべきです。
アヌスに真珠を埋められたなら嫌悪に顔を曇らせるべきです。
美人と思われる角度と表情を追求するあまり、その責めにあった感情表現を犠牲にしてしまったのでしょうか。
本来表現すべき事項を忘れ、手先の技巧にそれでよしとしたならば、それは忌むべきです。
一本吊りで逆さに吊るしたところで、その責めを受ける女性の感情を読み取れない写真であれば、それはただの拷問写真です。SM写真であるためには、恍惚であれ羞恥であれ、涙する表情であれ、女性の心理を香わせなければいけないと思います。
もしかしたら、その表情表現がない原稿だから、使用を躊躇い、これだけ残ったのでしょうか……。大いに反省すべきです。