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どうやら三回も撮影を起しているのが仁科友恵です。
際立ったM性を持っているわけでもないのに、これだけの回数起用したのは、育ちの良さそうな雰囲気そして整った顔立ちのせいでしょう。
おっとりしていて物怖じしない、しかし上品な印象を与える性格がスタッフ受けしたのだと思います。
記憶違いなら本人には失礼ですが、高級ソープの人気嬢で瞠目するほどの月収を得ており、趣味とストレス発散で行うのがモデル業だったと覚えています。
つまり撮影されることを愉しみにやってきていたのです。
中でもSMの撮影は、その独特の雰囲気で彼女は好んでいたようです。
生業を思えば絡みの仕事に魅力を感じないのは頷けます。
笑いながら尻を突き出す単発の撮影も彼女は好んでいませんでした。
そんなことから三回撮影を行ったのでしょう。
SMマニア平成10年10月号「桃尻肛悦記」が初出となり、15年9月号SM秘小説にも掲載された模様です。