秋本ちえ子に対する印象は、クラスの中で委員などに立候補し、率先してまとめ役をやる女史といったところです。どこか面白みに欠けているけど、真面目で同性に慕われる性格をしています。高収入のモデルの仕事をしていても、チャラついたところなどなく、質素な生活を心がけ、夢のためにきちんと貯金する。
そんな彼女にしてみれば、僕らは一過的なシーンに登場するだけの、存在感の希有な蜃気楼のような影です。いずれ彼女の世界から透明になって消え失せてしまいます。
どこか超然とした笑みを浮かべ、淡々と仕事をこなして帰っていくのが秋本ちえ子でした。めざす額が貯まった時、この業界からあっさりと身を引き、夢に向かって羽ばたいていったはずです。
この頃のSM撮影にはメイクがいません。自前メイクで撮影するのですが、肌の黒い彼女は顔を白く化粧するので、ちょっと違和感は感じました。
撮影の詳細に関しては記憶がありませんが、中盤で立ちながら放尿を行っています。これは夢を壊すようで申し訳ありませんが、作り物です。床に散らした衣装で隠したゴム管を、足の死角から股間まで導き、画面の外から浣腸器でお茶を送りました。オシッコNGのモデルでも放尿シーンの出来上がりです。本物の尿だと撮り直しがききませんが、これだと納得できるまで何度も撮影をくり返せます。他社にノウハウが知られるまでは、頻繁に行いました。
この画像では、お尻に浣腸の嘴管をくわえていますが、中に挿入した先端部が内圧で押し出され、落下直前の状態です。多分幾度も挿入し直して撮ったんだと思われます。
小さな店を開きたい、そう言っていた彼女は果たして夢を叶えられたのでしょうか?
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