日本緊縛SMの祖とも云える伊藤晴雨は、乱れ髪に固執しました。撮影された写真に墨で乱れた髪を加筆するほどでした。SMの美を演出する上で、この乱れ髪は重要な要素です。
SMをよく理解していないメイクだと、撮影現場でモデルの顔がよく見えるようにと髪をバサリと払ってしまいます。単発の撮影ならばそれでよいでしょう。しかしSMの撮影に於いては、その乱れ髪が命となる事が多々あります。その辺りを心得たメイクだと、丁寧に乱れ髪をこしらえモデルの容姿に情感を吹き込んでくれます。
後藤桃子は細身で長身な体型で、女性に好まれる脚線美を有しています。顔つきからは穏やかな性格で、セックスに対しては受け身に徹し比較的淡白だと思われる女性です。マゾ性はそこそこといったところでしょうか? 特筆すべき縛りの展開はありませんが、長髪に着目し、髪の毛を嬲るシーンが幾度か繰り広げられています。しかし、髪の毛の手入れは怠っているようで、先端部分がかなり痛んでいるのは残念なところです。日本女性にとって髪の毛は命であるべきで、手入れを怠っているのはルーズな性格と捉えてしまうのは僕だけでしょうか?
案外気づかれていないようですが、プレイにおいて髪の毛を鷲掴みにされることに快感を見いだす女性は多いです。特に長髪にしている女性ほど、その傾向は顕著かもしれません。SMプレイの際、均等な張力がかかるように注意深く髪の毛を鷲掴みにして引いて見て下さい。かなり効果を発揮するはずです。ただし髪の毛の薄い女性は嫌がりますのでご注意を…。